[031]
2000
By.key☆彡 [Profile] [Homepage] [Mail]

 2000と言えば2000円札。偶数の札が発行されると言う、今までに無かった新札発行において、いかなる問題が起こりうるのであろうか。レジスターの札入れが足りないとか、自動販売機は、はたして2000円札に対応するのであろうか。など、いろいろありますが、算数が苦手な私にとって大問題は、レジにおいて「7500円になります」となった場合、しかも不運にも5000円札や10000円札が財布に存在し得ない場合、これは大問題である。

 財布の中に、2000円札2枚と、1000円札が5枚あった場合、2000円1枚+1000円5枚をチョイスするか、2000円札2枚と1000円札3枚をチョイスするか、非常に迷う上に、あ、小銭無いや。となった場合、後者をチョイスしていたならば、1000円札を追加差し出しすればすむが、前者をチョイスした場合、1000円を足す事が出来ない。

 つまり、2000円札1枚+1000円札5枚を差し出した時点で、既に財布の1000円札は底をついているのだ。しかし、そこで僅かに1枚残る2000円を追加差し出しすれば、9000円を差し出す事になる。こう言う状況に陥ってしまった場合、予め出して置いた2000円札1枚と1000円札5枚のうち、まず1000円札2枚を取り下げ、改めて2000円札を追加し、2000円札2枚+1000円札3枚の合計8000円を差し出さねばならない。

 しかし、これ程までに難しい、70次方程式でも解けかねる難問を、おおよそ午後のスーパー、混雑して列をなしている状況下のレジにおいて、瞬時に解けと言うのは酷と言う物である。

 この、レジの通過速度の低下は、日本経済においてマイナスな効果を生んでしまうのでは無いだろうか。

 本当に日本経済の事を考えるなら、120円玉を作った方が良い。ってのが、私の考察であります。

(2000.1.6)

週刊X人に聞きました・トップへ このコラムの著作権・文責等はライター個人に帰属します。無断転載等はご遠慮ください。