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By. Csb [Mail]

吐くまで飲んだとか記憶無くしたとか今までほとんどない。
考えてみれば周りには酒を飲めない友達が多い。
たまに地元に帰って友達と串カツ屋とか行っても半数がビールを飲めば多い方だ。
しかも新地でバイトしとるがなっちゅうやつが全くのめんかったりする。
去年の年末酔っておもしろいことになった。
友達とずっと自分が行きたがってた天六の飲み屋に飲みにつれてってもろた。
そんなに飲まなかったと思うが、久しぶりだったし終電になる時間まで飲んでいた。
駅の出口のすぐ近くにその店はあったのでよゆーこいてぎりぎりまでのんでたのがあかんかった。
その出口が工事中で通りを渡らないかんことに気づいたのは店を出た後。
地下鉄のホームに走っていく後をついて走ってるとやばくなってきた。
大阪駅に着くと友達は先にホームに行ってしまった。ひどいはなしや。
神戸線のホームにあがるともっとやばいことになっていた。すごく地面にへたり込みたい。
でも意識ははっきりしていて気分も悪くない。気力だけで電車に乗る。
しかも視覚がおかしくなっていて、といってもちっさい大名行列がみれるとかそんなのでなく、
たぶん瞳孔が開ききってしまったんだと思うが、めちゃめちゃ周りが眩しい。
人の顔位の明るさのものが太陽を直視してるくらいに眩しい。それがおもろおてしゃあなかった。
もちろんそんな状態で友達を捜せるはずもなく、最寄り駅に着いたら改札にいた。
かなりおもしろかったのでまたなってみたいものだ。

(1999.5.20)

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