「てんきや」のページは、気象予報士のぴぃ☆彡がお届けする、天気に関するコラム・気象予報士試験の情報です。
携帯端末版では図表を省略しているため分かりづらい点があるかもしれませんが御容赦ください。

「てんきや」コラム

#10: 実験! 上空の気圧は低い

飛行機に乗ると耳がツーンとした、そんな経験はありませんか? あれは、地上に比べて上空のほうが気圧が低いのが原因です。地上の気圧は通常1気圧…1000hPa前後ですが、飛行機が飛んでいる高度10000m辺りでは気圧は200〜300hPa程度しかありません。もちろん飛行機の機内は与圧されているので200hPaということはありませんが(でなければ乗客全員倒れてしまいます)、それでも地上に比べると気圧は低くなっています。JASのページ(archive.orgのキャッシュ)によると、客室内の気圧は約0.8気圧(800hPa)、2000m級の山と同程度の気圧だそうです。

というわけで、上空の気圧がどの程度低いか実験をしてみました。実験台は、羽田空港で購入した「かまくらカスター・カスタード味」(税込94円)です。これを飛行機の中に持ち込むとどうなるでしょうか??


次のページへ ≫


(2003/6/9)
0)てんきやトップ