「てんきや」コラム

#17: 暑さ寒さは彼岸まで?

冷夏だったはずなのに、今頃になって残暑が厳しい今日この頃。東日本ではそうでもないようですが、西日本では毎日真夏日・毎晩熱帯夜というたまらない状況が続いています。この暑さ、いつになったら終わってくれるのでしょうか?

最後に真夏日を記録した日
(参考:気象庁・電子閲覧室

8月 9月 10月 11月
札幌
8/1
なし
8/25
8/21
7/27
東京
9/12
9/18
9/19
9/30
10/2
大阪
9/21
9/20
9/21
10/12
10/1
福岡
9/5
9/9
9/15
10/11
9/30
那覇
10/6
9/30
10/28
10/16
10/30
2002年 2001年 2000年 1999年 1998年
最後に熱帯夜を記録した日
(参考:気象庁・電子閲覧室

8月 9月 10月 11月
札幌
なし
なし
なし
なし
なし
東京
9/4
9/10
9/17
9/25
9/25
大阪
9/5
9/9
9/15
9/20
9/19
福岡
9/1
9/9
9/2
9/20
9/21
那覇
10/11
10/16
11/1
10/31
10/29
2002年 2001年 2000年 1999年 1998年
というわけで、過去5年間の「最後に真夏日(最高気温が30度以上)を記録した日」「最後に熱帯夜(最低気温が25度以上)を記録した日」を調べてみました。もちろん右のグラフで示した期間中ずっと真夏日だったわけではありませんが、5年前の1998年は10月初旬になっても東京や大阪で真夏日を記録するという長い長い残暑だったというわけです。このデータを見た限りでは、東京や大阪では9月中旬には熱帯夜が過ぎ去り、9月下旬になれば真夏日も終わりと言って良いようです。まさに諺どおり「暑さ寒さも彼岸まで」というわけです(寒さは調べてませんけど)。

ところで、北の大地・札幌はといえば。真夏日は遅くとも8月下旬までで過ぎ去り、そもそもひと夏を通じて熱帯夜にはならない。暑いのが苦手な人にとってはたまらない土地でしょう。とはいえ時として気温が35度を超えたりするので(2000年7月31日に最高気温36.0度、など)、やはり「夏は暑い」ようです。

一方、沖縄・那覇はといえば。見てのとおり、まだまだ暑いです。今年の夏は東日本を中心に冷夏となりましたが、夏を満喫しそびれた人も今から沖縄に飛べばまだ間に合いますよ。でも台風には十分気をつけて…

(2003/9/12)
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