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By. らぐ [Profile] [Mail]

 水→酒。といった短絡回路が頭の中で瞬間に組上がる。人はこれを直感と呼ぶのだろうか?記念すべき第一作目なので、自分の感性に従ってみよう。

 料理はあまり作らない僕が飲物に興味をもったのは、偶然なのか必然だったのか。ジュースからコーヒー→紅茶→お酒へと趣味が広がっていった。自称B級ジャンクフード・フリークがいつの間にかバーテンをしていたのである。

 さて、水色と聞くと、綺麗なライトブルーが浮かぶ。しかしあれは本当に水の色なのだろうか? 僕はあえて「空色」と呼びたい。では水色とはいったい…。

 ジンと言う透明なお酒がある。冷凍庫でも凍る事のないこの液体を、荒削りの大きな氷の入ったロックグラスに注ぐ。屈折・反射した光をまとった彼女のこの瞬間が、僕にとっての水色である。これから幾度もまた目にするべく、我が生命の水に乾杯!

(1999.8.26)

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