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写真
By. ぴぃ☆彡 [Homepage] [Mail]

いつごろからだろう。写真を撮るときに必ず斜め45度で立つようになったのは。

ここを見てる人なら、オフ会の写真なんかで持ってる人もいるだろうから、引っ張り出して見てもらえばわかると思う。半身になって立ってて、顔だけちょいとカメラのほうに向けているのだ。まぁ別にこの写りかたがカッコイイとかそういうこだわりを持つような顔でもないのだけれど、でもやっぱし気が付くとナナメ向きなのである。

しかし、最近知ったのだけれど、これってあながち間違いでもないかもしれないらしい。ライティング、つまり照明のテクニックでレンブラントライトというのがあるそうだ。これはレンブラントという画家が好んで使ったもので、斜め45度のやや上方から光を当てると、目鼻立ちなどの顔の特徴が出て、自然で美しく見える…というものである。コンパクトカメラの場合、やや上方からってのは難しいけど、斜め向きに立つことで、フラッシュをレンブラントライトに仕立て上げることができるのだ。

逆に、真正面から光を当てると、顔の凹凸が目立たなくなって「のっぺり」とした写りになってしまうのである。だから、免許証の写真とか証明写真とかあーいうのはどうしてもイケてない写真になってしまうのだ。もっとも、顔の凹凸が目立たないってことは、うまくやればお肌のシワを飛ばすこともできるってコトだから、なかなか奥が深いんだけどねー。

(1999.6.3)

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