London Museum Tour - May 2005

2005年5月、4泊6日ロンドンの旅に行ってきました。そのつもりは無かったのですが、結果的にはロンドン博物館巡りのような感じの旅行になりました。ただし全館入場無料。そしてVATを払い戻すほどの買い物もせず…別に貧乏旅行のつもりは無かったんですけどねえ。
5/25(Wed) Departure 〜 Arrival 〜 V&A Museum
5/26(Thu) Sightseeing 〜 British Museum
5/27(Fri) Natural History Museum, Science Museum
5/28(Sat) Tate Modern
5/29(Sun) Souvenirs
5/30(Mon) Tips

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2002/05/30 (Mon)

無事に関西国際空港に到着。でもここからさらに高速バス3時間の旅が待ってるんだよなあ…家に着くまでが海外旅行です(海外旅行保険が有効ですから、ね)。

というわけで、以下、Tips。(経験に基づくものなので必ずしも正しいとは限りません。ご了承ください)

お金

とりあえず、日本でポンドの現金に両替するのはレートが最低なので、絶対やめておきましょう。片道12円/ポンドというあり得ない手数料を取られます(ちなみに米ドルの場合片道3円/ドル程度…通貨価値を考えても手数料がドルの倍です)。その点、トラベラーズチェック(T/C)であれば片道4円/ポンド程度なので、まだマシ。T/C発行手数料として別途1%程度差し引かれますが、それでも現金よりは全然マシ。

とはいえT/Cは使うのが面倒…と私も思ったので、Heathrow Airportで全額現金に両替しました。手荷物受け取りのターンテーブルのところにAMEXトラベレックス(Travelex)の両替所があり、T/Cの発行元の両替所に行けば手数料無しで現金化できました。空港であればパスポートも確実にすぐ取り出せますし、どうせエコノミーの荷物なんてなかなか出てこないので時間のロスも最小限で済みます。

あと、結果的には使わなかったのですが、ワールドキャッシュカードも一応用意しました。郵貯-セゾン-VISAのジョイントカードを使って海外のATMで郵便貯金を引き出せるということだったので、とりあえず郵便局で保留設定だけしておきました。引き出すのに手数料がかかりますが(でもまあ1回200円なら時間外手数料みたいなもんです)、セゾンカードであれば年会費も無料なので、いざというとき(Pubで飲もうと思ったのに現金の持ち合わせが無かった、みたいな)のために用意しておくと良いと思います。ポンドの現金が余って再両替でバカ高い手数料を取られることを思えばなおさらです。

交通機関

とりあえず地下鉄とバスはトラベルカード(Travelcard)を買っておけば間違いないでしょう。指定したZone内の地下鉄・バス等に乗り放題です。東京並みに充実した地下鉄網と京都並みに充実したバス路線を使えば、遠出しない限り地下鉄とバスでほぼ事足ります。とはいえPeak/Off-Peak、1day/3day/7day、そしてZone区分があるので、よく考えて買わないと損するかも。

まずPeakとOff-Peakですが、平日の9:30以前に乗車するにはPeak Travelcardが必要です。逆に言えば、土日しか滞在しない、とか朝はホテルでゆっくりしてから出かける、とかいう場合はOff-Peakで済むので、Peakチケットを買うと割高になってしまいます。(なお以前あったWeekend Travelcardは廃止されたらしいです。そして地下鉄の料金体系はしょっちゅう変わるらしいのでTransport for Londonのホームページで最新情報を確認してください)

次に日数ですが、これは滞在日数と御相談です。私の場合は5日間滞在で初日から最終日まで地下鉄を乗り回したので7day Travelcardを購入したのですが、これが初日はホテルに着いたらもう出かけない、とかだったら1dayと3dayの組み合わせのほうが安かったかもしれません。このあたりはケースバイケースなので、何とも。

そしてZoneの選択ですが、普通はZone 1-2かZone 1を選択すれば大抵のところに行けると思います(1/3dayにはZone 1のみのTravelcardはありません)。なお地下鉄で空港に行くからといってZone 1-6のTravelcardなんて買うと大損するので注意。乗車前に自動券売機で「乗り越し用のZone 2-6のチケット」を買えばOKです。なお日本と違って降りる駅では精算できない(そして罰金を取られる)ので要注意。

Travelcardは窓口か自動販売機で購入可能。ただし自動販売機では買えない種類もある(少なくとも7days Zone 1 Travelcardは買えなかった)ので要注意。窓口でもクレジットカードは使用可能なのでご安心を。オンラインで事前購入も可能なようですが、特に割引があるわけでもなさそうなので、現地調達で良いのではないか…と思います。ただし時間帯によっては窓口に行列ができる場合もありましたが。

地下鉄に乗るには、Travelcardを自動改札に通して、出てきたカードを取ればゲートが開きます(日本の改札機とは微妙に違いますね)。バスに乗る際は、乗車時に運転手(Routemasterであれば車掌)に提示すればOKです。あとバスに乗るときは腕を伸ばして合図をしないとサクっと通過されることがあるので要注意(いちおう合図が必要なバス停と必要ないバス停があるのですが、必要ないバス停でも手を挙げている地元民を多く見かけたので、とりあえず手を挙げておくのが確実でしょう)。

National Railやタクシー等、地下鉄・バス以外の交通機関は乗ってないから分かりません。Heathrow Airportから市内へはヒースロー・エキスプレス(Heathrow Express)が速くて快適らしいですが、地下鉄のほうが安上がりなので…まあ行き先に合わせて便利なほうを使えば良いと思います。

ホテル

私たちが利用したのはK+K Hotel George London(SKYGATEで空室照会)。日本人スタッフこそいないものの、日本のツアーで扱っているだけあって日本語の案内などは一通り揃っており特に不自由はありませんでした。JSTVで日本のテレビ番組も見られます。ロビーにPCが置いてあってインターネットを使った情報収集などに自由に使えます(日本語が使えるかは知りません…使わなかったので)。そして全室にLANが延びていて、持参したノートPCを接続したところ一発でインターネットにつながりました(日本のホテルでもなかなかつながらないことが多いのですが)。また部屋にコンセントのプラグ変換器もあるので持参する必要はありません(持参した変換プラグを開封せずに持って帰りました…)。240V→100Vの変圧器もフロントで借りられます(と案内には書いてありました)。防音にやや難があった以外は不満の残る点はほとんど無く、満足度の高いホテルでした。

K+K Hotel GeorgeがあるEarl's Courtは大きな展示場のある場所で、中規模のホテルが数多く並んでいます。飲食店やスーパーも多く、特にスーパーは複数の店が深夜まで開いているので非常に便利です。また地下鉄Picadilly LineとDistrict Lineの2路線を利用できて交通の便に恵まれています(ただし一方通行のせいでバスは使いづらいです)。Zone 1とZone 2の境界駅なのでHeathrow AirportからZone 2-6のチケットで来られるのもちょっとしたメリットです(Zone 1-6だと値段が倍近く違いますから…まあZone 1 Travelcardを持っていればあまり関係ありませんが)。

ツアーなどのホテルを選ぶ際にはアップルワールドの海外ホテルクチコミ情報が有用です。が、情報量が少ないのが難点。その点、tripadvisorなどの海外のサイトには非常に多くのクチコミ情報が寄せられていてとても参考になります。ただし当然ですが英語です(探せば他の外国語もあると思いますが…)。まあ細かい意味はわからなくても良いか悪いかぐらいはニュアンスで把握できますし、少なくともツアーパンフだけ見ているよりは検討材料として十分役立ちます。

気候

私たちが滞在していた期間は、5月にも関わらず毎日最高気温が25度前後(最も高かった日は31度!!!)、そして雨に見舞われたのは5日のうち1回きり…それも衛兵交代式を待つ間にパラパラ降った程度。まあこんなのは参考にならないと思いますが、そういうこともあるということで。6月に入ってからは最高気温20度くらいのようで…これが普通です。 そんな暑い気候だったので、とにかく喉が渇いて水やジュースを飲みまくりました。日本と同じようにペットボトルのジュースやミネラルウォーターをそこらで売っています。500mlのコーラが1ポンド程度…やはり日本よりも高いです。スーパーで買えばもうちょっと安いですが。

地図

ロンドンでは住所表示がstreet名と番地で構成されているので、目当ての場所を探し出すにはstreet名が入った地図が必須です。ガイドブックについている地図では細かい路地の名称が記載されていないことが多いので、目的地になかなか辿り着けないこともしばしば。現地に行けばすぐに購入可能ですが、できれば出発前に用意しておきたいもの。そこで私はStreetmap.co.ukの地図を印刷して、行きたい場所を書き込んで持っていきました。コピー&ペーストしてEarl's CourtからLondon BridgeまでA3サイズ1枚にまとめたのが非常に便利でした。

またロンドン交通局のInteractive Mapのページにある駅周辺の地図(Local Area Map)は、street名がすべて書かれているのはもちろん、主な建物やホテル、そしてバス停の位置などが分かりやすく記されています。駅にもこの地図が置いてあるのですが、どこにあるか分からなかったり品切れだったりということが多々あったので、行く予定のある場所のものは出発前にプリントアウトしておくと良いでしょう。

そして、バス路線図のページあるバスのスパイダーマップ(Bus Spider Map)。ロンドンのバス路線は非常に複雑なのですが、スパイダーマップは地下鉄駅など基点となる停留場を中心に関係のある路線だけが描かれているので分かりやすくなっています。これもホテルの最寄り駅のぶんを持っていれば、地下鉄よりも便利なバス路線を見つけることができるかもしれません。 もちろん、地下鉄の路線図も忘れずに。まあ大抵のガイドブックに付いてますし、駅にも置いてますからこれは印刷しなくても良いかもしれませんが。

以上いろいろと挙げましたが、地図が何枚にもなってしまうと結局使いにくいもの。A3両面印刷で片面に普通の地図を、裏面に地下鉄やバスの路線図を印刷しておいて折りたたんで携帯すると非常に便利でした。

その他もろもろ

ガイドブックは地球の歩き方を持っていきましたが…まあお好みで良いのではないでしょうか。とりあえず言えることは「できるだけ最新版を買え」、これに尽きます。

各博物館のホームページにはオンラインショッピングのページがあります(大英博物館V&A博物館科学博物館自然史博物館)。出発前に品定めをしておいてお土産のアタリをつけておくのが良いと思います。もちろん通販では扱っていないものも多々あるので現地での楽しみが無くなることはありません(減るかもしれませんが)。なお荷物を減らすために帰国後に通販で…というのもアリですが、日本への配送ができるかどうか予め調べておかないと泣きをみることになるので要注意。



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